【質問】福祉養鶏って何ですか?
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福祉養鶏って何ですか?
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鶏の意思を尊重する養鶏ということ。
ニュアンスとしては放し飼いに近いです。
調べてもよく分からないのですが福祉養鶏って何ですか?
ニュアンスとしては放し飼いに近いんですけど、鶏の意思を尊重する養鶏ということですね。
平飼いでも1羽あたりの占有面積しだいで放し飼いといえる規格がEUでは厳しく設定されてるんです。
逆にいうとEU基準で日本の平飼いは「密飼い」となってしまう。
日本の養鶏はパタリーケージとかウィンドウレス(光でコントロール)が主流だけど、EUではパタリーケージはすでに禁止され、ケージによる養鶏も廃止の方向だそうです。
日本とEUで基準が違うんですね
EUのブロイラー生産について、法的にはあくまで面積の基準のみ満たしていればOKです。
より福祉水準の高い生産物と見なされるためには屋外スペースの有無、屠殺時日齢も判断基準になります。
外で運動させ、ゆっくり大きくするのが高福祉という考えです。
例えば「オーガニック鶏」として売るためには、有機飼料を与えるだけでなく、室内10羽(21kg)/㎡、屋外スペース(1羽あたり4㎡)、飼育70日齢以上、最低これらの条件を満たしてないとダメです。
採卵鶏の場合、また基準が異なりますが、「気晴らし素材の有無」が福祉的かどうかの判断基準になるらしく、「気泡コンクリート」なる硬すぎず柔らかすぎない素材を置く養鶏場もあります。
放牧についてのガイドラインが曖昧なのが問題なんですよね。
鶏インフルエンザにしても政府はパタリーケージの養鶏場だけで発生していることもわかってるはずです。
でも、仮に近隣で発生した場合、鶏というだけで検査もせずに移動制限や殺処分という発令をするのもおかしい話で。
家畜衛生指導所の検査官にも同じ意見があるんですが、何も変わりません。
放牧のほうがメリットが多い現実をなんで無視するんでしょう、、、不思議です。
放牧を文章化、規格化するのは難しそう…
放牧中に何を食べているか管理できませんし、管理できないのを良しとするわけにもいきませんし…
今までの家畜の扱いは狭くて汚くて酷かったけど、福祉養鶏が広がることでのびのび生きる事が出来るんですね!
詳しくありがとうございました!