肝臓肥大

事例1

発症時期品種性別飼育法
白烏骨鶏メス1歳室内(日中は外)

【症状】

肝臓肥大
呼吸がおかしい
下痢をしている

【原因】

・塩素で消毒されていない井戸水を飲ませていた

・脂肪分の多いエサを与えていた(幼虫、魚のアラ、ヨーグルト)

・大きな石を食べていて、肝臓に負担がかかっていた

【対応】

・病院に行く

・石の排出を促す薬を服用(2週間)

・井戸水ではなく上水道の水を飲ませる

・脂質の多い幼虫を控え、バッタやコオロギを与える

・脂質の多い魚(鮭、鯛、マグロ)を控え、鯵や鰯を与える

・ヨーグルトを無脂肪ヨーグルトに変える

・偽卵を抱かせて産卵を抑える(産卵が肝臓に負担をかけるため)

・エサの配合を変える
穀類を玄米に統一
ゴマの量を1/3に
納豆を与える

飼い主

「鶏は穀類で太らせる」という事を学びました

以降エサを変え、3歳半になった今も鶏は元気です!

【プロのアドバイス】

研究員

卵を産む鶏さんは、卵黄のコレステロールをつくるために肝臓が肥大しがちです。

脂肪だけを抑えるのではなく、糖質・タンパク質・脂質をバランスよくする必要があります。

少し大変ですが栄養成分表片手に組成を見直してみるのもいいかもです。

私が参考にしてるのは、人間用の食品成分データベースや、飼料成分表などの本です。

食品成分データベースはコチラ

飼料の公定規格はコチラ