抱卵
事例1
発症時期 | 品種 | 性別 | 歳 | 飼育法 |
夏 | 白烏骨鶏 | メス | 1歳 | 外飼い |
【症状】
・威嚇してくる
・巣にしゃがみ込む
・卵の上にしゃがみ込む
・しゃがみこむ
・食欲がない
・便秘
・体温上昇
・羽が抜ける(腹)
【原因】
・営巣本能
【対応】
・見守る
・食べなくても飲み水とエサは置いておく
【結果】
・卵がある程度孵った所で抱卵が終わり、育雛期に突入しました。
【プロのアドバイス】
卵が無くてもしゃがみ込んで抱卵体勢をとる鶏もいます。
過去に有精卵ではない1個の卵を43日間、飲まず食わずで抱卵し続けた鶏もいました。
基本的に気のすむまでやらせてあげるのがいいのでしょうね!
抱卵が長くて心配な方へ
→抱卵解除の方法はコチラ
事例2
発症時期 | 品種 | 性別 | 歳 | 飼育法 |
春 | 岡崎おうはん | メス | 2歳 | 室内飼い |
【症状】
抱卵前
・威嚇してくる
・お腹の羽が抜ける
・攻撃的になる
抱卵中
・巣にしゃがみ込む
・動かない
・食欲がない
・便秘
・体温上昇
【原因】
・営巣本能
・巣内に産み落とした卵を複数個置いていた
【対応】
・日に1回、巣から連れ出して、 食事と排便をさせた
【結果】
・抱卵30日目あたりで巣を撤去して抱卵解除した
・換羽を経て、抱卵解除から2週間後くらいに
また産卵を開始した
【プロのアドバイス】
卵用種のニワトリは、営巣本能を抑制されているため、めったに抱卵しません。
一方で烏骨鶏やブラマなどは、営巣本能が強い種として知られています。
卵を毎日取り上げていれば、抱卵スイッチが入る確率は低くなりますが、逆にいくつか卵を巣に残しておくと抱卵に入りやすくなります。