鶏痘(けいとう)

【症状】

イボのようなものがある
呼吸がおかしい
卵を産まない
食欲がない

【原因】

・蚊やヌカカなどがウイルスを媒介
(ヌカカとは水辺に生息する蚊の仲間)

・皮膚や粘膜がおかされて感染

・夏を経験していないヒナや成鶏がなりやすい

【対応】

・死ぬことはほとんどない

・感染した鶏を他の鳥から隔離

・獣医に相談

【予防】

・ワクチンの接種が有効

【プロのアドバイス】

養鶏家

皮膚型と粘膜型があります。

症状としては顔の腫れと口呼吸が特徴的です

 

事例1

発症時期品種性別飼育法
秋(11月)ブラマーメス2歳室内(日中は外)

【症状】

目元に泡
目元が腫れている
目が開かない
顔が腫れている

【原因】

・直接的な原因は不明

・蚊かヌカカがウイルスを媒介して感染したか?

・換羽で免疫力が下がったか?

【対応】

・納豆を食べさせるなどしながら経過観察

・5日後、目が少し開く

・7日後にはほぼ完治

【プロのアドバイス】

養鶏家

鶏痘は消毒と抗生物質で治療するしかないものだと思います。

密飼いの養鶏場ではなく、個人が少数で飼っている場合はそんなに厄介な印象はありません。

 

事例2

発症時期品種性別飼育法
秋(換羽の時期)メス

【症状】

目元が腫れている
目が開かない
顔が腫れている

【原因】

・換羽で弱ってた?

【対応】

・ロート抗菌目薬を瞼の上から点眼

・5日ほどで目が開く