バンブルフット(趾瘤症)
事例1
発症時期 | 品種 | 性別 | 歳 | 飼育法 |
夏 | もみじ | メス | 3歳 | 外飼い |
【症状】
・フラフラ歩く
・しゃがみこむ
・立てない
・かさぶた(足)
・足が腫れている
【原因】
・外飼いで地面を歩くので足に傷がつきやすかった
・猛暑で免疫力が低下していた
【対応】
①患部を洗浄
②イソジン消毒
③患部の切除
④取り除いた場所をイソジン消毒
⑤傷口の保護(テーピング)
⑥患部の衛生を保つ
イソジン消毒をする理由としては、人間が外科的手術をする場合は抗生物質の点滴、術後の投薬が絶対条件として患部への消毒は行わず衛生を保つのみとなります。
鶏も動物病院へかかる場合は同じですが、抗生物質をさけるためには消毒が必要と考えます。
人間より患部を衛生的に保つことが難しいこともありますので、鶏の場合とにかく化膿しないようにすることが大事です。
【結果】
・処置後、4日ほどでほぼ完治
【プロのアドバイス】
バンブルフットは
「糞尿より湿った床」に
「外傷」か
「ストレスで皮膚が弱る」か
「アンモニア濃度が高すぎる」
が加わり、ブドウ球菌が侵入、増殖することで発症します。
今回は季節が夏なので、地面を歩いてできた外傷と暑さによる免疫力低下が主な原因と思われます。
日頃の健康チェックが大切ですね!
ちなみにバンブルフットはオスがなりやすく、メスの事例は本当に珍しいです。