【質問】雛を外に出すのは何日目からですか?

雛を外に出すのは何日目からなら大丈夫ですか?

一般的には生後1カ月と言われています。
しかし生後5日で平気の雛もいれば、生後2週間でも体調を崩す雛もいます。
まずは1日15分程度を目安に外で遊ばせて、その雛の様子で伸ばすか減らすか検討しましょう。

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質問者

チャボの雛を5日目くらいから天気の良い日に少しずつ様子をみながら外出して遊ばせるのですが、生後2週間の子が1羽弱ってしまいました。

すぐに育雛箱にもどして保温すると次の日には元気になりましたが外に出すには早すぎたのかなぁと思いました。

雛を外に出すのは何日目くらいからなら大丈夫でしょうか?

鶏研究者

幼鶏は種類や季節、気温にもよりますが、3~4週は保温が必要です。

生後2週間の雛が「寒い」と感じはじめる温度は、今時点で31℃くらい。

それより外気温が5℃以上低いなら、相当寒く感じています。

鶏研究者

もう1ヶ月するとそれが26℃くらいになるのと、体も出来上がってくるので、少しくらい寒くてもある程度大丈夫になります。

鶏研究者

一方、母鶏に大事に育てられてる雛でも、自分から寒い外へと飛び出していって、遊ぶこともよくあります。

あまり神経質になりすぎず、ひよこが寒がっているサインを見逃さないことかなと思います。

質問者

ありがとうございます!
人には暑いくらいでも雛にはまだ寒かったんですね。

一緒に生まれたもう1羽は元気に遊んでいたのでもしかしたら個体差などもあるのでしょうか…

日光浴や土にも触れさせたいけど、心配もあるので外に出すタイミングはいつも悩ましいです。

養鶏家

時季にもよりますが、うちでも基本的に日齢5〜7で外に出します。雪の日でも。

ただ暑い寒い関係なく最初の2週間までは、日光と風の影響を考えて一日に15〜20分程度としています。

保温も最小限を基本としていて、いろいろ言われていますが鶏種によっては7日目で保温を外せる(外したほうがいい)ものもいますね。

養鶏家

来週から合鴨ひよこの育雛をスタートしますが、鹿児島大学の研究レポートによると保温は最初の6日間、不断給餌で30℃とするのが落ちる鳥が極端に少なかったそうです。

うちで調べてきた鶏の育雛と共通するところが多かったです。
7日目以降は20℃前後、つまりこの時季から考えると保温を外したほうがいいという結果なんです。

観察しながら徐々に慣らすということがベストですね。

質問者

保温は雛の様子をみながら最小限にすることが雛にとって一番良いということなのですね。

孵卵も保温もいつも理想は母鶏のようにと思っていますが、母鶏のようにはなかなかいかないのが現実です。

鶏は奥が深いです…
ありがとうございました!